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トレーナーのジレンマ 〜埋まらないお客様とのギャップ〜

こんにちは!
スクールHPER運営事務局です。

新人トレーナーがよく陥る問題に『お客様とトレーナー自身とのギャップ』があります。
このギャップにはさまざまな種類がありますが、特に顕著なのはトレーニングに対する考え方や姿勢です。

大半のトレーナーは自身も長年のトレーニーであるため、自分なりの理論や実績を持っているケースが多いです。
それ自体は悪いことではありませんが、自分の考えに固執してしまうと、お客様とのギャップが生まれ、気がつけば埋まらない溝になってしまう可能性があります。

■すぐにしんどいと仰るけど、こんな強度ではトレーニングにならない...
■こんな食事の取り方では、思うように体重は落ちない...
■トレーニングというより、もはやリハビリ程度の強度。僕はトレーニング指導がしたいのに...

などといった、こんなはずじゃなかったエピソードは多く聞かれます。

このギャップから抜け出す方法は大きく2つあると考えます。

①自分が求めるトレーニング指導ができる場所で働く
自分自身が行うトレーニングと同等程度の強度や内容・取り組み姿勢をお客様に求めるのであれば、そうしたお客様がいらっしゃる場所で働くべきです。
例えば、アスリートを対象とした運動指導を行っているところや、コンテストを目指すトレーニーに指導しているところなどがあります。
このような場所では、お客様もハードなトレーニングや深堀された理論を求めているため、自らの知識や実績を存分にアピールできます。
ただし、相応の説得力が求められるため、優れた経歴や高い指導実績が必要とされます。

②これまでの自分の常識を捨てる
まず、認識するべきは『自分とお客様は違う』ということです。
自分自身のトレーニングを行う際に、こだわりや独自の理論を持って取り組むことは大切です。
ただ、お客様のモチベーションや運動習慣、生活リズムなどは十人十色です。
そこに、トレーナーの考えを押し付けることは絶対にあってはなりません。
押し付けた瞬間に、お客様の心は離れていってしまいますし、一度できたギャップを埋めることは非常に難しいです。

お客様のやりたいこと、望む体型、ストレスにならない程度の食事制限などを十分に汲み取り、正しい方向性に導いてあげるのがパーソナルトレーナーの役割です。
お客様の発信されるメッセージや信号を常に受信し、指導法に反映させることで、信頼できる良いトレーナーになることができます。
自分のやり方に固執して押し付けるのは、ひとりよがりのトレーニーであり、パーソナルトレーナーとは呼べないのです。

とはいえ、最初から全くギャップがなく指導にあたるというのは無理があります。
ギャップが生じること自体は、決して悪いことではございません。
問題はギャップを感じた際に、どう対処するかではないかと思います。
優れたパーソナルトレーナーを目指す上で、場合によっては自分のこだわりを捨てる柔軟さや、お客様にあわせられる謙虚さが求められることがあります。

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